道原 聡『ひろしまとイタリア つなぐ平和のメッセージ』Satoshi Dobara Hiroshima and Italy Message of Peace
2Fイベントルーム
私は広島市に生まれ、1986年にイタリア政府給費留学生として、国立フィレンツェアカデミア美術学院で学び、現在もフィレンツェで創作活動を続けています。
イタリアでの生活が長くなり、明るい陽光や自然、生活スタイルや芸術や文化に浸っているうちに、自分の絵の色彩はすっかりイタリア化してしまいましたが、
広島出身の私にとって「宮島」と「原爆ドーム」は、イタリアの風景とともに、私の大切な絵のテーマとなっています。
「原爆ドーム」が、ネガティブな「負の世界遺産」のイメージではなく、世界中の人々に平和のメッセージを発信するポジティブなアイコンになってほしいという気持ちから、
ハートの形をした木と、明るい色彩のピンクの「原爆ドーム」を描きました。
「三輪車」は、幼い子どもを育て、愛おしいと想う親の気持ちを表しています。
平和のメッセージを発信する「原爆ドーム」の姿こそが、世界中から広島を訪れ、原爆死没者慰霊碑に手を合わせ、平和を祈る人々の共通の願いだと思うからです。
また私は、日本とイタリアの懸け橋になり、長い歴史のある日伊両国の文化交流と平和の国際親善に、少しでもお役に立ちたいと考えています。
私が絵に描く複葉機は、約100年前に国際親善のためイタリアから日本へ複葉機で飛行した、若きパイロット達が操縦した飛行機です。
そのようなお話しをお伝えする事も私のライフワークとなっています。
5月5日の「こどもの日」には、100年前の飛行機の話を中心に、トークショーを開催致します。
是非お越しください。
会場では私の絵画作品を展示するほか、ポストカードセット、Tシャツ、トートバッグ、マグカップなどのオリジナルグッズや地元工芸品の展示販売も行います。
たくさんの皆様のご来場をイベント会場でお待ちしています。
⇒トークショー詳細・ご予約はこちら
道原 聡(どうばらさとし)
1959年 広島市生まれ。
1983年 京都市立芸術大学 美術学部 大学院壁画研究室修了。
1983-4年 同大学非常勤講師。
1986年 イタリア政府給費留学生として、国立フィレンツェアカデミア美術学院に入学。1991年 同校卒業。
日本橋三越本店特選画廊、松屋銀座、広島三越、広島そごう、天満屋福山店、
大丸百貨店(東京、心斎橋、梅田、京都、神戸)、など個展多数。
イタリアやドイツでも個展を行い、多数の企画展に参加。
主なパブリック・コレクション:
コッレ・ヴァル・デルザ市庁舎(シエナ イタリア)
ヴィットリアーレ財団(ガルドーネ・リヴィエラ イタリア)
広島赤十字・原爆病院 (広島)
現在 イタリア フィレンツェ在住
http://www.satoshi-dobara.com/