絵本『旅のネコと神社のクスノキ』刊行記念 池澤夏樹+黒田征太郎トークイベント
2Fイベントルーム
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池澤夏樹と黒田征太郎。日本を代表する2人の作家が広島市に残る被爆建物「旧広島陸軍被服支廠」をテーマに戦争と平和を伝える絵本が、この夏雑誌「Coyote」を刊行するスイッチ・パブリッシングより発売します。本書の刊行を記念しご両名によるトークイベントを開催いたします。絵本が生まれた背景と2人が語る戦争と平和とは。ご期待ください。
池澤夏樹(いけざわ なつき)
1945年北海道帯広市生まれ。詩人、小説家、翻訳家。1988年『スティル・ライフ』で芥川賞、1992(平成4)年『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞、2021年フランス芸術文化勲章「オフィシエ」など受賞多数。そのほかの代表作に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』、『氷山の南』など。インタビューや寄稿、翻訳活動などを通じて、戦争や平和、原発問題など現代社会が抱えるさまざまな問題を一人ひとりが考えるきっかけを提供し続けている。
黒田征太郎(くろだ せいたろう)
1939年大阪府大阪市生まれ。画家、イラストレーター。出生後、兵庫県西宮市に移る。1945年の神戸市空襲から帰還途中のB29の爆弾で自宅が被災し、滋賀に疎開。1961年に早川良雄デザイン事務所勤務を経て、1966年渡米。帰国後の1969年に親友の長友啓典とケイツー(K2)を設立する。ライブペインティングやホスピタルアートをライフワークとする。野坂昭如の『戦争童話集』 に絵をつける「忘れてはイケナイ物語り」プロジェクトや核兵器廃絶を訴える「ピカドンプロジェクト」など平和に関する活動も積極的に行う。