銀(しろがね)SHIROGANE
2Fイベントルーム
銀板に熱を加えて一心に金づちをふるい、石の表面や繊維のテクスチャなど、自然の紋様を金属に写し取る独特な技法。銀の肌に特殊な焼付加工を行うことで、変色を防ぐなど自然の中で生まれた自由な発想と、現代に受け継がれる技術を『銀』に込め創作された装飾品。アクセサリーの展示販売会です。
Ishi(岩石) シリーズ
1945年8月6日広島。 あの日岩肌に刻み込まれた鮮烈な記憶。
静寂の中に積み上げられた石垣の力強さに魅せられ、その石垣の岩肌を銀板に槌(ハンマーリング)で直に写し取り、バーナーの炎で積み上げる。
Washi(和紙) シリーズ
人の手により「流し漉き」で漉かれた和紙の繊維を 磨き上げられた銀板の金属的表面に槌(ハンマリング)を使って写し取り、和紙の持つ自然な紙肌、柔らかな繊維の雰囲気を表現した。
TOSHIHIKO SHIMIZU清水俊彦
銀師 Shirogane-shi
1970年代銅線でのワイヤーアートに出会い、金属による造形表現の面白さにふれる。横尾忠則の「精神世界の旅」に触発されインド ネパールに一年間滞在。アジアを旅することで、自然が生み出す鮮やかな色彩と産出される宝石の美しさに魅せられ、宝飾デザインの道に歩み始める。多数の宝飾品や貴金属と触れ合い育まれた感性は、銀と出会うことで開花しコンテンポラリージュエリーとして生まれ変わる。