サンフレッチェ広島OB 森﨑兄弟著書「うつ白」発売記念トークショー&サイン本先行即売会
2Fラウンジ
森﨑和幸C.R.M 森﨑浩司アンバサダー共著による初の書籍
「うつ白〜そんな自分も好きになる〜」
広島で生まれ、サンフレッチェ広島の育成組織で育ち、選手生活のすべてをサンフレッチェ広島で過ごした双子の兄弟、森﨑和幸と森﨑浩司による初の書籍が11月26日に刊行されます。
3度のJ1優勝に貢献するなど、華々しいキャリアを送ってきた一方で、彼らはともに「うつ病」を発症。それも一度や二度ではなく、幾度も心の病を患ってきました。ときには練習場に通うこともできなければ、日常生活を送ることすらままならない状態に陥りました。だが、そのたびに、本人たちのピッチに戻りたいという思いや家族をはじめとする周りのサポートによって、彼らは再びユニフォームに袖を通すとスタジアムに戻ってきました。
そんなふたりが、現役を引退した今だから明かせる、心の病と戦い続けてきた日々―。トップアスリートが「うつ病」を告白するのは日本では初のこと。「世間が抱くうつ病に対するイメージを変えたい」(森﨑和幸)、「自分たちと同じように心の病に苦しんでいる人たちの希望になれれば」(森﨑浩司)という彼らの思いと人生をここに綴ります。
刊行日:2019年11月26日
価格:1,500円(税別)
出版:TAC株式会社 出版事業部(TAC出版)
「その症状をはじめて自覚したのは2006年だった。その後、僕は2018年に現役を引退するまで、長期にわたってプレーができなくなったのは、5回ほどだが、試合中も症状を感じながらプレーしていたこともある。僕は、ずっと≪うつ病≫と向き合ってプレーしてきた。日本では、まだまだアスリートは、強靱な精神力を備えていると思われがちだ。でも、僕らもみんなと何ひとつ変わらない。サッカー選手も他競技のスポーツ選手も、弱さもあれば、不安を抱えている。なかには心の病に苦しんでいるアスリートの方もいるだろう。自分が経験したこと、感じたことを綴ることで、アスリートは心の病にならないという認識が、少しでも改められることができればと考えて、自分の歩みをまとめることにした」
プロローグより一部抜粋―森﨑和幸
「ただ、僕らには、双子というだけでなく、もうひとつ、大きな共通点があった。それは、ともに心の病を抱えながら、選手生活を送ってきたということだ。選手時代は、「オーバートレーニング症候群」と発表していたが、実は現役を引退する2016年まで、何度も≪うつ病≫の症状に苦しんできた。2008年から2009年には、自身の人生のなかで、最も重い症状に陥り、試合どころか、練習場からも離れるほどだった。日常生活を送ることもままならず、ときには「死」を意識したこともあった。でも、そのたびに、周囲の人に助けられ、ピッチに戻ることができた。改めて自分の人生を振り返ってみると、家族をはじめ、本当に多くの人々に支えられて、今日まで歩んでこられたことを強く実感する」
プロローグより一部抜粋―森﨑浩司