吉田路子原画展「新井貴浩物語」 -がむしゃらに前へ-

  • 展示・フェア

2Fイベントルーム

切り絵作家 吉田路子の原画展。
書籍「新井貴浩物語-がむしゃらに前へ-」の切り絵・宮沢賢治の童話を題材にした切り絵の原画を展示いたします。

新井選手のなかに、私やあなたにもある「賢治の心」があります。

2016年3月の始めに作者の中野慶さんも同席して、草案者の新井選手の恩師仏圓先生から「新井貴浩物語」の挿絵を依頼されました。広島生まれの広島育ちであるイチ野球選手と、私の同郷の岩手出身の童話作家で詩人の宮澤賢治の『心』が、どう繋がるのだろうか。
当時の私はとまどいだらけでした。
4月末に、新井選手は2000本安打を達成、私は、「花束をかかげる姿」と「打席でのフルスイングの姿」の切り絵を仏圓先生に渡しました。
「一生懸命に物事に立ち向かう男の顔がこんなにふやけていますかね。吉田さん、今から新井の顔はどんどん変わっていきますよ。9月末まで吉田さんは新井選手の顔をしっかり見届けて、その顔を切り絵にしてください。」と言われました。
 全く野球に興味がなかった私でしたので、そこから新井選手とカープを知り、気が付くとどっぷりカープを応援するファンの一人となっていました。
酷暑の夏の天下分け目の戦いに勝ち、約束の9月になりました。
黒田選手と新井選手の男泣きの抱擁や優勝の胴上げ、パレードのシーンも同時進行で作って、作りまくってその数は100枚を超えていました。
 当初の「ふやけた顔」も切り直し、きりっと精悍な顔に変わったのは言うまでもありません。その年の広島は25年ぶりの優勝というだけでなく人間愛に湧き上がる日々でした。
絵本の編集も最終に差し掛かったころ「マツダスタジアムが、歓喜で沸く場面がいるね。」
みんな同感でしたが、その期待に応えきれず、心残りの一枚となりました。

 三連覇をめざす2018年7月、豪雨災害で道路や鉄道が寸断され、多くの人が惨状に苦しむ中、自然の猛威の記憶や山肌のえぐられた傷跡にもめげず、泥だらけで復旧、復興にあたる人たちの感情が入り混じる中、カープの応援を企画する図書館の誘いを受けて、祈りを込めて切り絵の作成を開始。
一日でも早く、平穏な日々を取り戻そうと懸命に作業にあたっている人々の姿を見たとき、
「アメニモマケズ、カゼニモマケズ、ユキニモ、ナツノアツサニモマケヌ」という詩のフレーズが心の中に突き上げてきたものです。
 9月、明るい希望の光がさすように、カープは見事に三連覇を果たしました。
「カープは家族です。」と晴れやかに引退を宣言した新井選手の柔和な顔には、「誠実」「信頼」「真心」の三つの言葉が重なります。
「がむしゃら」に駆け抜けた新井選手の野球人生も一区切り、でも、まだ未来を期待し応援したい私です。

2018年冬
切り絵作家 吉田路子

吉田路子吉田路子プロフィール
1958年 岩手県花巻市生まれ
広島県呉市在住
杉野女子大学(現:杉野服飾大学)家政学部 テキスタルデザイン専攻
都内デザイン会社勤務後、結婚し家庭に入る。エンジニアの夫の転勤に伴い呉市に転居
二男一女の母。
学校で自らの切り絵作品を背景に宮澤賢治の作品の読み語りを始める。
宮澤賢治の切り絵作品は20作品余になる。色染め和紙を用いた切り絵は好評。
また各地の昔話や伝説の掘り起こしにも一役買う。
呉に住み始めて25年後「新井貴浩物語」を手掛けた。

【開催期間】
1月2日(水)~1月8日(火)
10:00~21:00
※1月2日(水) 作家在廊予定

【会場】
2Fイベントルーム

【参加費】
入場無料

1月7日(水)はスペシャルイベント
「賢治の世界」~鹿踊りのはじまり~ 朗読会も開催いたします。
詳細はこちらをご覧ください。

会期

定員

時間

10:00~21:00

場所

2Fイベントルーム

参加費

入場無料

申し込み方法

お申し込みは不要です。 直接会場へお越しください。

主催

エディオン蔦屋家電

共催・協力

南々社・切り絵作家 吉田路子

問い合わせ先

082-264-6511

会期

時間

10:00~21:00

場所

2Fイベントルーム

申し込み方法

お申し込みは不要です。 直接会場へお越しください。

参加費

入場無料

定員

主催

エディオン蔦屋家電

共催・協力

南々社・切り絵作家 吉田路子

問い合わせ先

082-264-6511

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